Garage Road株式会社
13万キロのS21
走行中エンスト。再始動出来ず入庫しました。
エンジンがかからない理由はたくさんありますが基本的に
『燃料』『火』『圧縮』に原因があります。
セルを回すとキュルキュルと圧縮がない回り方なのでタイベル切れ？？点検します！！
タイベル上部カバーを外しベルトが見えるようにします。
クランキングするとカムが回ってません・・・
タイベルが切れてます。
数多くタイベル交換はしてきましたがこのバネットS21は
なかなかめんどうくさい車両です
まずは運転席・サイドブレーキ・エンジンカバーを外します。
こうなると少しスッキリしますね。
次はラジエーター！
ATクーラーホースがなかなか抜けないんです
ラジエーター・カップリングファン・ファンベルトを外します。
かなりスペースは出来ました！
ただ、ちょっと腰に負担がきます・・・
クランクプーリー、タイベルカバー等を外します！
ここで、ベルトは切れてません！
しかし、よく見るとベルトが歯抜けしています。
歯抜けとはベルトの山がなくなってベルトが空回りしちゃうんです！
こういうのは久々に見ました(゜ロ゜)
新しいベルトを付けて点検します。
バルブが当たっていなければいいのですが・・・
アイマークの位置ですが、カムは3番のピンクの印
クランクは切り欠きに合わせます！！
エンジン始動！！
この状態でエンジンがかかるかどうか点検します。
緊張の一瞬です。。
『キュルキュル』の後、
見事エンジンかかりましたヾ(￣∇￣=ﾉ ﾊﾞﾝｻﾞｰｲ♪
異音もしません。バルブは平気でした
次にウォーターポンプを交換します。
そこそこさびも出てますのでオイルストーンを
使ってキレイにします！
ガスケットを注意しながら入れてウォーターポンプを取付ます。
あとは順番に組んでいけば終わりです。
最後にエア抜きして試運転します。
エンジンの吹けもいいですしアイドリングも安定してます。
今回はバルブがいってなくて良かったですね！
タイベル交換は費用もかかるので交換しない方もいますが
ベルトが切れてエンジン乗せ換えより全然安いし安全です
ヽ(*’-^*)。
10年10万㌔が交換目安になります。
いつ切れるかは、はっきり言って分かりませんので
そろそろ・・・って頃には交換をおすすめします！
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